雑記

ニヤニヤ泣いている

こんな夜にお酒が飲めたなら

10代の頃、大人になったらキッチンドリンカーになるんじゃないかと思っていた。

 

台所で一人ダラダラと、梅酒のお湯割りなんかを飲みながらヘラヘラ家事をしている自分は容易に想像がついた。なんとなく自分は酒に強いんじゃないかとも思っていたし、いつも口寂しくて何かを食べたり飲んだりし続けてしまうような人間にとってアルコールは好相性なんだろうと考えていた。

 

 

 

ところが、だ。

私は酒に弱かった。

 

 

 

缶チューハイを一本も飲みきれず人の家で吐いた。ふわふわして楽しくなる前に頭が痛くなった。目の前がグラグラしてただただ不快なこともあった。ビールの美味しさは23才になってもまだよく分からない。

 

 

 

…なんだこれ、ダッセえ。

 

 

 

 

本当は、本当はだね、

私だって「カシオレください♡」って甘ったれた声で言う女子を可愛いね〜って言いながら心の中で鼻で笑いつつイカつい焼酎とか飲みたかったし、仕事終わりにビールで乾杯してプハーッ美味い!ってやつをやりたかった。バーで人生相談をしたかったし、酔った勢いで羽目を外して記憶を飛ばしてみたかった。

 

でも現実は、お冷とカルーアミルクを交互に飲みながらセーブしまくってる。一杯目は生!じゃなくて、ファジーネーブル下さい(*^^*)

 

 

 

…ああ、死ぬほどダセえ。お酒が飲めないのがダサいのでは決してなくて、お酒が飲める自分に憧れていた自分が、"お酒に強い"というステータスが地味で垢抜けない女にやさぐれ感を含んだある種のカッコよさ、という一筋の光を与えてくれるんじゃないかと期待していた自分が、もう、哀しいくらいに、ダサかった。酒が弱いのはダサいって風潮クソダセェって考えてる分、余計に。

 

 

一人でカクテルを作って飲んでみても、単純に悲しい気持ちが増すだけでロクなことはないとハタチの頃に学んだので家で飲むのもやめた。ブスが家で一人カシスミルク飲みながら泣いてても笑えない。いつか買ったきり使い切れずに置いてあるリキュールだらけだ。10代の私よ、23才の私は一人暮らしのOLになったけれど、仕事で疲れた夜に飲むのはビールでも梅酒のお湯割りでもなくて未だにブレンディのインスタントミルクティーだよ…笑っちゃうよなあ…

 

 

 

大人になって、こんなときこそお酒が飲めたらなあって思う夜はたくさんあるけれど、それでもダサい23才は自分にすらカッコつけ切れずアイスを食べて温かいお茶を飲んで、ちょっと泣いて冷静になって疲れて寝て、翌朝また仕事に行く、みたいなことしかできない。

お酒も煙草もやらないんだからコンビニでハーゲンダッツ買っちゃうのくらい許してくれよ〜と、誰に対してでもなく一人言い訳をして、今日も私はダサい夜を過ごすのです。ああ。お酒飲みたい。